投稿2020
■キャノンWSbからWSb改の時代 ナースマン 2017/5/8(月)17:02
この時代のキャノンは、細かく改良され、また輸出専用品もある。
<ライカに追いつけ、追い越せ>と努力、安定した製品を生み出した時代である。
その為、変化が多く、解りにくい点も多い。資料を基に、この辺りを整理しておく。
前段階。51年2月、V。1000s付。10000台。巻き上げ、巻き戻しノブが、菱目のギザ。変倍レバーがノブ付き。
51年4月、W。1400台。Vを、25sでフラッシュ対応にして、フラッシュレールが付く。菱目ギザのノブ。此れも希少品。
50年、幻のスキナーW。米国キャノン代理店スキナー氏が米国内販売。
UCに、1000sを付け、フラッシュレールを付けた物。UC改、後のWの原型。
販売時期も、販売台数も不明。
51年12月、VA。9000台。フラッシュ対応であるがフラッシュレールが無い。ノブのギザが、縦型、2本輪付。変倍レバーが一体化。
52年1月、WF。7000台。VAの新型ノブ、変倍レバー。フラッシュレール付
初め、フラッシュ対応なのでWFとしたが、WFは、米軍の軍役不適格を表すので、WSに改名した(私の手に入れた個体)
52年12月、WSb。35000台。低速側、15と25の間に、X。ストロボ対応に成る。
これで、当時のライカVfを追い越す。セルフタイマーは無いが、1眼変倍ファインダー。仕上げ、作動も差が無い。
54年ライカがM3を発売。キャノンはXを計画するが、取り合えず、WSbを改造、Vg対応とする。
54年3月、WSb改。35000台。バルナックキャノン最終機で、仕上げは最高
ファインダー接眼レンズの大型化。シャッターを等倍系列に。高速シャッターに、速度指針とX表示。フイルム枚数表示。
55年4月、UD改16000台、UF改2500台、US改。WSbのスペックダウン機。
共に最高速が500s。Dにはフラッシュレールが無い。FはPX販売品、PX表示、フラッシュレール付。
US改。UF改の国内販売品。私の個体。何故か、販売台数が不明。このタイプの最終機。
WSとUS改の比較。52年と55年、個体の年式差はある。基本的に、張革、メッキ共、最良。作動感もライカと差が無い。
ファインダー接眼部の大型化。これは明らかに見えに差がある。私のWSは反射鏡が少し劣化している。この点を差し引いても、US改の方が良い。
シャッター速度が、等倍か、旧系列か。私のM3も旧系列。不便は感じない。
但し、併用すると、露光が頭の中で混乱。WSはM3、US改は7と併用が良い。
US改は、バネ付きスプール。これは便利。
シャッター音、衝撃、共にバルナックライカと全く差が無い。ロシア製とは違う。
国産ライカ類似品の中でも最高と思う。
( )
→前の投稿
←次の投稿
メニューに戻る
投稿する